キレーション治療を知る

動脈硬化について

Q10: 動脈硬化とはどのような病気ですか?
A10: 人間の血管は総延長距離9万キロともいわれ、我々の体の隅々まで血液を運搬できるように配置されています。血管は動脈、静脈、毛細血管に大別されますが、このうちの動脈は壁が厚いこともあり老化の影響を受けやすいと言われています。具体的には、動脈壁が厚くなり破れやすくなったり、古い水道管の内側に錆びがたまるように血管内壁に付着物がつきやすくなります。前者でおこる病気が脳内出血(脳卒中)であり、後者の代表選手が心筋梗塞や脳梗塞になります。キレーション治療にはこうした動脈の変化を治療・予防する働きがあることが知られています。
Q11: キレーション治療はなぜ動脈硬化の治療になるのですか?
A11: 動脈硬化の原因の一つに、血液中の活性酸素の存在が挙げられます。キレーション治療を行うことで活性酸素の量が劇的に減少することが確認されています。すなわち活性酸素の量を抑えることで動脈硬化の治療と予防になるというわけです。今ひとつの動脈硬化の原因としてカルシウム代謝が挙げられます。年齢と共に本来は骨などにあるべきカルシウムが遊離して、血管壁や関節面など体内の様々な場所に沈着するようになります。これが動脈硬化の一つの原因と考えられており、こうしたカルシウムの代謝の問題を解決することが動脈硬化の治療に繋がります。キレーション治療では血液中の余剰なカルシウムを体外へ捨てる働きがあり、それに伴い血管壁などに沈着したカルシウム量を減少させる効果が指摘されています。その結果として、血管壁の弾力性が改善し(柔らかくなり)動脈硬化の治療効果があるというわけです。血管の堅さが柔らかくなる現象については、過去2年にわたり日本抗加齢医学会にてデータを公表しております。
Q12: キレーション治療の効果は太い血管だけに出るのですか?
A12: 前回までお話ししてきたように、キレーション治療を受けることによって大動脈や上腕動脈など太い動脈の弾力性が増すことが当院のデータから証明されています。一方手足の末端の血管のように細い動脈や動脈の先の毛細血管にもキレーション治療で大きな変化があると言われています。キレーション治療では点滴により薬液が全身の隅々まで到達します。これにより細い血管だけでなく細胞膜にまでその効果が及ぶことで、毛細血管の通りが滑らかになり、細い血管が形成している微小循環の状態をより良好なものとしてくれます。このためキレーション治療を受けることで、手足の冷えが改善したり、肩こりが楽になったりするわけです。キレーション治療の効果は太い血管だけでなく、全身を巡っているすべての血管にまで及んでいるのです。
Q13: キレーション治療には血液をサラサラにする効果がありますか?
A13: 血液がドロドロ、ネバネバなどという表現は健康番組などでよく耳にする言葉です。ドロドロ血液を医学的に正確に定義することは極めて難しいのですが、病気の原因という点から考えると、ドロドロ血液の特徴は、赤血球や血小板がお互いにくっつきやすい状態にあるといえます。このため末梢の血行不良や、脳梗塞など血管が詰まる病気の原因になるものです。キレーション治療には血小板の凝集能(お互いにくっつきやすくなる状態)を改善する働きがあることが知られており、わかりやすく言うならば、血液をサラサラ状態する働きがあるといえます。このため心筋梗塞や、脳梗塞などにかかり難くなる傾向があり、末梢循環も改善し手足がポカポカするようになり、長年の悩みであった手足の冷え性から解放される方も多くいらっしゃいます。キレーション治療の特徴は血管を若返らせるだけでなく、流れている血液の状態を改善することで様々な病気の予防になることにあります。

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